登場人物Characters |
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【少女】
本編の主人公。
霧深い屋敷の奥で、ひとり『主』を待ち続ける少女。
『主』の退屈を紛らせるためだけの玩具として、その生を許されている。
永遠ともいえる寿命を与えられ、身体は時を止めた。
遠い昔に、記憶と共にその名を失っている。
彼女の心の動き全てが、物語の行く末を左右する。
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【主】(ぬし)
少女の主人。
雨を司る『化け物』。
気まぐれに屋敷へ戻ってきては少女を陵辱し、飽きればまたいずことも知れぬどこかに行ってしまう。
彼の過去に秘められた痕は、少女や己さえも心の檻に閉じこめている。
少女の衣装その他は彼の趣味という噂。
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【悪鬼丸】(あっきまる)
身体中傷だらけの侍で、隻眼。
どんな魔物をも倒せるという愛刀・影斬りを手に、『主』を狙っている。
剣術だけではなくどうやら不思議な術も心得ているらしい。
兎に角ひたすら悪い奴で、やたらと強い漢である。
そう簡単には死なない身体を持っている。
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【つばくろ】
悪鬼丸に仕える少年で、退魔士の見習い。
戦禍に追われ、天涯孤独の身の上。
彼の存在が、少女と主の日常にわずかなヒビを生じさせてゆく。
三練(みつね)りの縄を使う。
少女を森の外に連れ出そうとしてくれる、が……。
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【濫童】(らんどう)
主から授かった少女の警護役にして唯一の友だち。
ぐるるるる。としか話せない。
人を襲って食べたり、少女とおままごとをしたりする事ができる。
少女の代わりに家事を仰せつかっているという噂。
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登場人物(tir-nan-og編) Characters in tir-nan-og |
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【つばめ】
退魔の里から来た女性。
左眼の下に奇妙な刺青がある。
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【女の子】
とある寒村に住む少女。
忌み女の娘として村人たちに嫌われている。
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【筒緒(つつのお)】
つばめの弟。
退魔の里の長。
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